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株式会社 三英堂商事

ギャラリー

こぼれ話

第4話 『当社の社長様はお出かけに・・・』




 日本と韓国の最も大きな文化の違いは、<韓国が儒教の国>だということだろう。韓国人は「目上を尊び、礼を重んじることが人生の大義」と教え込まれてきた。家庭でも学校でも、そして社会がこの「大義」を教えてきた。

 したがって、韓国ビジネスの基本は、この儒教精神を理解することからスタートしなければならない。韓国では目上の人、そして年長者にはすべて敬語を使う。会社の上司のことを話すときもすべて敬語である。
「もしもし、李社長はご在社でしょうか?」
と電話してみると、電話口に出る社員からは皆一様に敬語の答えが返ってくる。
「もしもし、今、李社長様はお出かけになっており、お留守でございます」
という具合である。
 
 日本であれば、身内の場合はへりくだって卑下した表現を使うことを美徳としているのとは正反対である。

 さて、目上の人そして、高齢者に対する尊敬の表現は、言葉遣いだけでなく、その行動にも表れている。いくつかの例を紹介しておこう。

こぼれ話ラインナップ  

第1話(日本編)
『あきれカエル』
第2話(日本編)
『日本語の命令で芸をしたロシア犬 』
第3話(決定版)
『魔法のりんご 』
※ユダヤ5000年の知恵―聖典タムルード発想の秘密―
ラビ・M・トケイヤー 加瀬英明・訳 講談社+α文庫より
第4話(韓国編)
『当社の社長様はお出かけに・・・』
第5話(韓国編)
『勧められるまで酒もタバコも・・・』
第6話(韓国編)
『一緒に食べて飲めばビジネスOK 』
第7話(印度編)
『根負けしてしまうインド人との交渉』     
第8話(印度編)
『仲間内では口約束で多額な取引も』
第9話(印度編)
『差し出された金額欄空白の小切手』


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