気手来手くんの家

T先生(69歳)

もともとスポーツ好きだから散歩は毎日。
料理や掃除にも腕をふるっています。

ーこちらにご入居されたきっかけを教えていただけますか?
夫が亡くなってから、下の娘と2人で暮らしていました。娘は仕事をしていて日中は留守ですから、私を一日中1人で家に置いておくのが心配だったんでしょうね。そこで、こちらにお世話になることにしたわけです。

ー娘さんたちは、よく面会にいらっしゃいますか?
よく来てくれますよ。先日も長女夫婦が迎えに来てくれて、町田まで夫のお墓詣りに行ってきました。

ーこちらでの暮らしはいかがですか?
ここに入居するまで、年金相談の仕事をしていたんです。社会保険労務士の資格を取るための勉強もしていました。それに、自宅にいれば、あれこれやることがあって忙しいですよね。でも、ここに入居したら、のんきで、のんきで(笑)。自宅にいるときは、忙しいとは言え自分の好きなように暮らしていましたが、ここでは集団生活ですから自由気ままというわけにはいきません。その点がちょっと残念ですが、居心地はとてもいいですよ。ただ、社会保険労務士の勉強を途中で断念して、こちらに入居したことだけは、悔いが残りますね。

ー毎日、どんなふうに過ごされていますか?
なにしろのんきな生活ですから、毎日散歩をしています。いつも30〜40分は歩いていますね。もともとスポーツが大好きで、入居する前は週1〜2回はプールに行って1km泳いでいたんですよ。クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ・・・なんでもこいです(笑)。かけっこは苦手なんですが、一人でやるスポーツが好きですね。だから卓球も好きで、先日はスタッフと対戦して勝ちましたよ。

ースポーツウーマンなんですね。好きなことや得意なことがたくさんありそうですが、家事はいかがですか?
料理も好きですね。スタッフや入居者の皆さんと一緒に料理をしていますが、揚げ物は私担当みたいになっているんですよ。天ぷらはサクッとしてるし、から揚げはカラッとしてると、皆さん、ほめてくださるんですよ。
でも、私が一番自慢できるのは洋裁です。洋裁学校に夜通って学びました。自分のウェディングドレスも手作りしましたし、自分の洋服、娘たちの洋服、なんでも手作りしていましたね。掃除もマメにやりますよ。ここでは毎朝、自分の部屋の掃除を欠かしません。自分の部屋の掃除が終わったら、リビングの掃除も手伝っているんですよ。がんばりすぎると腰が痛くなるので、無理しない程度に休みながらお手伝いするようにしています。

ーとても明るくて笑顔がステキですよね。きっと誰からも好かれる人気者ですね。
トランプや百人一首などを一緒に楽しむカードゲーム仲間が3〜4人います。「やろうよ」と私のほうから声をかけて始まることが多いですね。
いつも一緒に散歩に行く友達もいて、彼女は親友です。ほかにも友達がたくさんいて、みんなと気が合います。これからも、皆さんと仲良く暮らしていきたいですね。

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