
自社製作映画
「こわれること いきること」
東日本大震災で大切な家族を失い、自分一人だけが生き残った主人公。彼女が働く介護施設を舞台に、人の行き方や終わり方、高齢化社会に光をあて、人間の尊厳に迫るヒューマンドラマが誕生。
映画の感想
妻と二人で拝見し、とても深い感動を覚えました。
上村社長様
お世話になります。
上村社長が製作されました映画「こわれること いきること」を、昨晩、妻と二人で拝見し、とても深い感動を覚えました。
最初は正直、介護の現場や震災というテーマなので少し重い内容なのかなと思いなが ら見始めたのですが、始まってすぐに画面の中の世界に引き込まれました。冒頭の老人ホームでのシーンから、現場で働く人たちの日常の大変さや、それでも入居者の方々と向き合う優しさが丁寧に描かれていて、胸が締め付けられるような思いになりました。
主人公ハルカが震災で家族を失い、その心の傷を抱えながらも介護士として懸命に 生きる姿は、観ている私たちにも何度も問いかけてくるものがありました。「自分だったらどうしただろう」「家族を失ってもこんなふうに前を向けるだろうか」と、妻とも自然とそんな話になりました。
特に心に残ったのは、ユミコ先生とのシーンです。認知症が進み、ハルカを娘だと 思い込む先生の「ありがとう、あなたに会えて本当によかった」という言葉には、亡くなった方への想い、そして生き残った者が抱える痛みがすべて込められているように感じました。あの場面は妻も私も胸がいっぱいになり、しばらく言葉が出ませんでした。
また、震災後のグループセッションでハルカが自分の思いを吐き出すシーンも印象 的でした。人は一人では抱えきれない悲しみがあり、誰かと支え合うことで少しずつ立ち直れるのだと、改めて気づかされました。 映画を見終えた後、二人で「とてもいい映画だったね」「上村社長がこの作品を作られた意味がわかる気がするね」と話し合いました。震災から年月が経ち、どうしても記憶が風化してしまいがちですが、この映画は私たちに「決して忘れてはいけないことがある」と強く教えてくれたように思います。
上村社長がこの映画を作られた思いが、私たちにも伝わってきた気がします。素晴 らしい作品をありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
アクシスグローバル株式会社 AXIS GLOBAL 林 宏昌 Hiromasa Hayashi
単純な映画ではなくとても奥深い映画でした。
『こわれること・いきること』
先日、Amazonprimeにて映画を視聴させていただきました。
この映画は、単純な映画ではなくとても奥深い映画でした。
様々な境遇で生きている人たちの世界を描いており、沢山の事を考えさせられました。私たちは家族の家ひまわりで介護業務に携わっている中で、1人1人の終末期を一緒に過ごしお世話させてもらっています。1人1人のヒューマンヒストリーは違っていて考え方や価値観も違います。それに寄り添って私たちは介護をしていかなければなりません。人の心は壊れやすく傷つきやすい。
そんな中で私たちは、気持ちに寄り添った介護・思いやりの介護をしていかなければなりません。また、生きることへの喜びを見出す手助けをし、残りの終末期をその人らしく生きていけるよう私たちは手を差し伸べていかなければならないと改めて思いました。
最後にこの映画を通して、何気ない日常にも感謝し、生きていくことへの大変さもありますが、みんなで手をとり合い生きる未来に笑顔を持ち続けていけるようひまわりの先生方に職員一同尽力していけるよう指導していきたいと思います。
ひまわり○○の先生方にも、先日映画を観ていただきました。
まずは、皆さんがいる青い看板のひまわりの文字が見え喜ばれていました。「あれ、ここのひまわりじゃないの?」と。
映画が進んでいく中で、震災をテーマにしており、「地震はこわいね」と言う言葉が飛び交っていました。生と死の重い場面も多くみられる中で、先生方は自身の事と置き換え考える方もいました。また、老いを受けいれられない人もいて目を逸らしてしまう人もいらっしゃいました。少なからず、先生方の生活とリンクされており見入っている印象でした。「いい映画だったね」とおっしゃって下さる先生方が多く職員も感動し、涙を流される人もいました。
これからも、運営懇談会をはじめ、新しく入られた入居者様がいた際には、視聴を奨めたいと思います。
家族の家ひまわり○○ 施設長 M.K