お世話のポイント(今月号)
☆水かえの時は入れ物を洗いましょう
小鳥は本来、丈夫な生き物です。しかし、世話を怠けるとすぐに弱ってしまいます。
毎日の世話で必要なのは、まず水の取りかえです。水入れには、フンや餌のカス、羽毛などが入りやすいものです。汚れた水を飲むと小鳥は下痢をしてしまいます。
水を取りかえるときは、水の入れ物もきれいに洗いましょう。容器の底にフンなどがこびりついていることがあります。洗ったあとにきれいな水を入れてあげましょう。
☆餌は殻だけを飛ばしましょう
水とともに大切なのが、餌を与えることです。小鳥は食いだめが出来ないので毎日、餌をかえてあげましょう。
殻つきの餌の場合、前日からあまり減っていないように見えますが、これは小鳥が餌の種子の分だけを食べ殻が残っているだけです。
餌を入れてあげるときは、容器をカゴから取り出し息で中身の無い殻を吹き飛ばして、減った分を補給してあげましょう。
むき餌の場合は、減った分だけ毎日補給してあげれば良いですが、いたみ易いので、変色したら全て取り替えてあげましょう。
ボレー粉は、減ったら追加し、1週間に1回は全て取り替えてあげましょう。
青菜は痛みやすいので半日で取り替えましょう。与えるのは週2回程度でよいでしょう。
☆週1回は掃除をしましょう
鳥かごの掃除は毎日する必要はありません。週1回程度でよいでしょう。
ただし、ブンチョウのように水浴びを好む小鳥を飼っているときは、カゴが汚れやすいので毎日掃除をしましょう。
大掃除を月に1回程度、餌入れや止まり木などもはずし、鳥かごを丸ごと水洗いしましょう。
ただし、繁殖期は掃除を出来るだけさけ、汚れが気になったら餌のカスを取り除く程度にしましょう。
☆世話はできる限り朝に行いましょう。
小鳥は早朝に目覚め、日が暮れると眠る生き物です。毎日の世話は出来る限り朝に行ってあげましょう。ただし、仕事の都合などで夜しか世話が出来ない人は、毎日決まった時間に世話をしてあげましょう。夜、世話をする時に気をつけなければいけないのは、小鳥がいったん目覚めてしまうことです。一度目を覚ましたら、しばらくは餌を食べたり、水を飲んだりしますので落ち着いたら、部屋を暗くして眠らせてあげましょう。⇒来月号『季節ごとの世話のポイント』